スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。  

キャプテン・マーベルが白人女性である理由

 

キャプテン・マーベルを観て来ました。本当はダンボを観るつもりで映画館に行ったのに、その映画館ではダンボを上映していませんでした。Googleで調べたらここでやってるって書いてあったよ!と文句を言ったら、同じ名前の映画館がもう一つあるんですよ、と言われました。子供連れでない中年夫婦がダンボはないの!?と騒ぎ立てている姿をどう思われたかはわかりませんが、映画館の人は少しだけ同情してくれました。それで気分を取り直して、しぶしぶキャプテンマーベルを観ることにしました。

 

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アベンジャーズのシリーズが大好きで、大抵上映初日に観に行く私は、本当はキャプテンマーベルもすぐに観に行くつもりでした。でも情報に疎い私は、最近になってキャプテンマーベルが女性だと知って、なんとなく興味がなくなってしまったのです。そういえば以前ワンダーウーマンも話題になったけど、結局は観ませんでした。

 

女性がスーパーヒーローだと面白くないなんて、実はアメリカでは大きな声では言えません。すぐに女性差別だとか言って勘違いされてしまうからです。もしブラックパンサーは黒人がヒーローだから面白くないなんて言ったら、これまた人種差別だといって騒がれるに決まっています。私は日本人だから、私の言った一言がすべての日本人の考えを代表しているように思われて、だから日本は男女が平等じゃないんだとか、考え方が遅れているとか言われてしまいます。どうしてそう短絡的なのかなあと悲しくなるのですが、分かってくれる人にだけその理由が分かってもらえればいいかなと思っています。

 

私が女性のスーパーヒーロー物を面白くないと思うのは、みんなまじめなキャラクターだからです。私はまじめな映画が苦手なんです。体力的に男性より強い女性は大勢いるから、強いことには男女関係ないと思っています。頭がいいのも同じです。特別な技術を持っている人も大勢います。例えば女性だからメカに弱いとか言われたら、私自身はメカに弱いけど、みんな一緒にするな!と怒りたくなります。でも大抵女性のキャラクターはまじめなんです。男性のキャラクターがおちゃらけていても、それをジロっと眺めて冷静に任務遂行するのは、大抵女性のキャラクターです。それが面白くないと思う理由なんです。

 

例えばマーベルの映画の中でも私がすごく好きなガーディアンズオブギャラクシーには何人も女性のキャラクターが出てきます。緑色の肌のガモラと青い肌のネビュラは女性のキャラクターです。主役のスターロードことピーター・クイルは、ヒーローだけどふざけたところがあって笑えます。彼は緑色のガモラのことが気になってあの手この手でアプローチするけど、彼女の方は彼をサラリとかわしてしまいます。そしてすごく強いんです。ネビュラもジョークはなしで、相手をやっつけることに必死です。

 

アベンジャーズに出てくる他のキャラクターだって、男性のキャラクターは、まあまじめなキャプテン・アメリカは別として、大抵みんなそれなりのユーモアがあって笑わせてくれます。表情を崩さないドクター・ストレンジだって、ちょっとずっこけたことをするシーンがあります。だけどスカーレット・ヨハンソンのブラックウィドーはひたすらまじめ。いつも眉間にしわが寄っていて、そんな顔ばっかりしていると、年取ってから後悔するよ~と言ってあげたくなるくらいです。

 

私はそういう女性のキャラクターのまじめさが面白くないと思うけど、きっと女性がスーパーヒーローになるためには、まだふざけている段階ではないのかもしれませんね。映画に限らず、女性が社会に出て男性と同等に仕事をこなし、同じ舞台に立って評価されるには、男性と同じことをしていてはだめだということでしょうか?

 

男性のスーパーヒーローでも、去年ブラックパンサーが黒人のヒーローとして登場して話題になったばかりで、まだまだヒーロー界は白人男性が主流です。女性のスーパーヒーローのワンダーウーマンもスーパーガールも白人。そして今回のキャプテン・マーベルも白人です。ディズニーのプリンセスだって、やっとここ何年かでいろんな人種の女の子が登場するようになってきたところです。やっぱり白人が多いアメリカでは、それが自然の成り行きなんでしょうか?

 

白人男性→白人以外の男性→白人女性という順番で、次は白人以外の女性のスーパーヒーローが登場する日が来るのかな?いつかアジア系の女性がアクションものの主人公になる日が来るかもしれません。でもその時には、カンフーじゃないアクションをお願いしたいものです。

 

キャプテン・マーベルはまじめで怖いお姉さんだったけど、映画自体は面白かったです。設定が今より前のお話で、ちょうど私がアメリカに来た頃の時代でした。服装や風景なんかが90年代ぽくて懐かしかったです。おなじみのキャラクターが若い姿で登場して、撮影技術に感心しました。そしてああ、こういうことがああいうことにつながるのね、と納得出来ました。

 

女性のスーパーヒーローなんて!と思って躊躇している人がいたら、そんなことは気にせず観てみることをおすすめします。

 

(追記)

ダンボは3月29日からだそうです。よその映画館でやってますよ、なんて嘘ばっかり!まだ公開されてませんでした~!

 

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