スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。  

パニックショッピングの中身で分かるお国柄

私が住むシアトルは、アメリカで初のコロナ感染者が出た場所で、それからどんどん患者数が増えていて、コロナのエピセンターなんて呼ばれるようになってしまいました。 

ワシントン州州知事が、幼稚園から高校まで、学校は全部4月の下旬まで休校にしなさいと発表。 それから人が集まる催し物もだめ。 スポーツもコンサートも、大きな会合もだめ。 図書館も閉まるし、観光名所のスペースニードルも休業。 そしてとうとう今夜からはレストランやバーに行くことも出来なくなりました。 (テイクアウトやデリバリーはOK) 大きな会合も、教会などの集まりも、50人以上が一度に集まるのも禁止。 みんな静かに家にいろというお達しです。 

 

毎日感染者が増える一方で、今まで自分の周りは大丈夫だろうと思っていたのに、どこそこで感染が確認!なんてなると、家から出るのが怖くなります。 もちろんグロッサリーショップに買い物に行くのも、大丈夫なのかなあと不安になるのは人情です。 病気をうつされるのはいや、でももっと怖いのは必要な物が買えなくなること。 だからそうなる前にとことん買っておかなくちゃ!と考えて、冬眠生活に備えるリスのように、大勢がグロッサリーショップに行ってパニックショッピングをしているようです。  

実は私は一ヵ月前に日本にいたのですが、その頃マスクはどこでも買えず、中国人が買い占めていったとか、病院でマスクが盗まれたとか、そんなニュースがテレビで流れていました。 そしてマスクの次にはトイレットペーパー。 大きなパッケージをいくつも抱えた人たちの映像が流れていて、うわー、大変、お宅にウォシュレットはないのかな?なんてのんきに考えていたものです。 

 

その日本の様子が、いまアメリカで起こっているから笑うに笑えません。 もともとアメリカ人はインフルエンザのシーズンでもマスクをする人は滅多にいないし、花粉症の人も日本に比べたらずいぶん数は少なくて、花粉症対策でマスクをする人は見かけません。 だから初めからお店にはマスクはあまり売っていないし、マスクはウイルスから守ってくれない、なんて言われているので、それほどマスク不足は大騒ぎになっていません。 でもトイレットペーパーと消毒液の方は別の話です。 

 

2週間ほど前、シアトルがコロナのエピセンターと呼ばれ始めた頃です。 巷のスーパーマーケットではトイレットペーパーが売り切れているらしい、という話が耳に入り始めました。 どこそこのCostocoにもトイレットペーパーが売ってなかった!とか。

 

それからハンドサニタイザーも売り切れ続出です。 これは手を消毒する物で、ポンプ式の物もあれば、小さい容器に入っていて、持ち運びが出来る物もあります。 手を洗う時に使う液体石鹸もこれまた売り切れ。 お掃除に使う消毒液の類も売り切れです。 

こういう物はどこの国でもみんな考えることは同じなんだなあと思うけど、日本とアメリカのパニックショッピングの大きな違いは、やっぱりなんと言っても食べ物ですね。

 

大抵の日本人だったら、最悪でも食べるものはお米があればなんとかなると思うんではないでしょうか? おにぎりがあれば、塩を振っただけでも食べれるし。 お米は長く保管できるから、今すぐ消費しなくても大丈夫です。 

 

だけどアメリカ人の食料備蓄はまずはお米だけあれば、なんてことにはならないようです。 もちろんお米も買っている人はいるけれど、乾物ではまずパスタ。 パスタを食べるにはパスタソースがいるから、大量のパスタと大量のパスタソースの瓶。 もちろんパンを食べる人々だから、パンも大量に購入。 それから缶をあけて温めるだけでいい、缶詰の食品もガンガン買い揃えます。 それからアメリカ人にはやっぱりピザ! 冷凍ピザも買わないと。 お料理の仕方を知らないし、面倒くさいからカップヌードルで、という人はインスタントヌードルも買い占めます。 そして電子レンジでチンするだけのTVディナーと言われる、冷凍食品も。 

 

先日スーパーマーケットに買い物に行った時に、うわーすごい!と思ったのは、あるおばあさんのショッピングカートの中身です。 大きなカートからあふれるくらいに山積みになっていたのは、お肉のパッケージ! 他には何もなくて、ただただいろんな種類のお肉が入っていました。 ステーキあり、ひき肉あり、鶏肉もありました。 何はなくともまずお肉!と言う感じです。 

 

面白いなあと思ったのは、代用飲料の棚が80%くらい空っぽだったことです。 代用飲料というのは、牛乳の代わりに飲む、豆乳とかアーモンドミルクとかの類です。 乳糖不耐症の人でなくても、最近牛乳を飲まずに代用の物を飲む人が増えていて、その売り場もどんどん大きくなっていますけど、私が行ったお店では、チョコレート風味とかのフレーバーがついているものくらいしか残っていなくて、普通の豆乳などはなくなっていました。 私も普段アーモンドミルクを飲むので、これには困ってしまいました。

 

それにしても、お店の中のあちこちで見かけた山盛りのショッピングカートの中身は、日本の冷蔵庫まるまる一台分くらいの量でした。 アメリカの冷蔵庫は日本の物に比べたらかなり大きいけど、それにしてもすごいです。 日本の冷蔵庫くらいの大きさの冷凍庫を持っている人も少なくないから、みんなお肉や冷凍食品を買ってそこに詰め込むんでしょうね。  

 

さすがのアメリカの冷蔵庫も、一度ぎゅうぎゅうに詰め込んだら、そうそう空にはならないはず。 大量ショッピングをした人たちが、お店に繰り出すのが少なくなって、これからはグロッサリーストアのお客さんも減るかもしれませんね。

 

うちには鶏がいるので、卵の心配はありません。 たんぱく質は卵で補うとして、他に必要なのは野菜ですねえ。 今から種を蒔いたら、葉物の野菜はすぐ育ってくれるでしょうか? 自給自足の生活をしている人たちは、こういう時には強いですね。

 

早くコロナウイルス騒ぎが終息して、安心してお買い物に行って、必要な物を買える世の中になって欲しいです。