スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。

カナダとアメリカの国境で本当にあった5つのお話

                       

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カナダとアメリカの国境 ピースアーチ

 

日本は島国なので、国境を自動車で越える、なんていうことはピンと来ないかもしれませんが、アメリカは北はカナダ、南はメキシコと接しているので、自動車、自転車、徒歩で、国境を超えることできます。

 

トランプ大統領が2016年の選挙戦の時に、違法入国する外国人を防ぐために、メキシコとの国境に壁を建てる!と約束しました。  本当にそんな壁が建つのかはわかりませんが、今でも国境にはちゃんとフェンスはあります。

 

メキシコと国境を接するのは、カリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスの4州です。

 

北のカナダ側は、アラスカ、ミシガン、メイン、ミネソタ、モンタナ、ニューヨーク、ワシントン、ノースダコタオハイオ、ヴァーモント、ニューハンプシャー、アイダホ、ペンシルバニアの13州が国境を接しています。  

 

私が住むワシントン州はカナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)と接していて、陸路で国境を超える場所が13ヶ所あります。  上の写真は、ピースアーチと呼ばれていて、アメリカからカナダのバンクーバーやウィスラーに行く時には、ここで入国の手続きをします。  

 

ピースアーチは公園になっていて、国境線にフェンスがあるわけではなく、ぴょんと飛び越えて、アメリカとカナダを行ったり来たりできるんです。  その東西の延長線上にも、フェンスがあるわけではなくて、東側は家が建っているし、西側はすぐ海になっています。  下の写真はカナダ側からアメリカに入ってきた時に、西側を向いたところです。

 

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私は何度も車でカナダとの国境を行ったりきたりしたことがあります。  私はグリーンカード保持者だし、アメリカ人の家族としかカナダには出かけないので、アメリカに帰って来るのに問題はないけれど、それでも国境ではいくつかヒヤッとするような事もありました。  アメリカ人の友達や、私のようなアメリカ在住の日本人の、いろんな体験談を聞いた事もあります。  これから書くことは、最近起こったニュースと、実際に私や私の知り合いが国境で経験した話です。

 

ジョギングしていて知らないうちに不法入国!

 

これは5月にカナダとアメリカの国境付近で実際にあった話です。  

 

www.cnn.com

 

英語で書かれているニュースですが、要約すると、5月21日に、カナダに住んでいる母親を訪問していたフランス国籍の女性が、何も身分を証明するものを持たないままジョギングに行きました。  そして知らないうちにカナダとアメリカの国境を越えてしまい、写真を撮っていた時に、アメリカ側の国境パトロールに逮捕されてしまったのです。  彼女はシアトルの南にあるタコマの、不法入国者を拘束する施設に送られてしまいました。  母親が何度か彼女を訪問し、身分を証明することが出来て、6月5日にカナダに戻る許可を得ることが出来ました。

 

カナダ人の母親曰く、国境のところには何もサインが出ていなくて、誰でも簡単に国境線を越えられてしまうそうです。  それで逮捕されてしまうのは納得がいかないとも言っています。

 

このニュースを聞いて、国境警備が厳しすぎるとか、融通が効かなくて人情がないとかいう人もいるようです。  でも納得がいかないにしても、身分証明できるものを持たずにいたことと、外国から来てその地域をよく知らなかった人に周りが注意をしてあげなかったことは、やはり落ち度があったことだから、捕まってしまっても仕方ないのではないでしょうか。  無事にカナダに戻れたからよかったけど、国境を馬鹿にしてはいけないという教訓のような話です。

 

子供はどこだ?と聞かれて大慌て

 

何年か前のことですが、私の娘がまだ小さくてカーシートを使っていた頃の話です。  彼女がお泊りに行った週末、私と夫はたまには二人でバンクーバーにでも行ってみよう、と車で出かけました。  カナダに入国する時は、カナダに来た目的は?と聞かれるので、観光に来ました、といって簡単に通してもらえました。  

 

バンクーバーからアメリカに帰って来た時のことです。  カナダで買ったものは報告しないといけないから、報告漏れがないように一所懸命買った物を考えて頭がいっぱいになっていました。  でも入国管理官の人にパスポートを渡した途端、車の中を覗いた係員が、子供はどうした?と聞いたんです。  は?  なんで私たちに子供がいることを知ってるの?

 

予期せぬ質問にびっくりしていたら、また子供はどこに置いてきた?と聞かれました。  それでふと後ろを見たら、娘のカーシートが後部座席に置いたままだったのがわかったんです。  係員の人は私たちが子供をカナダに置き去りにしてきたんだろう?と聞いてきたわけです。  娘はアメリカにいて、お泊まりをしているから一緒に来なかったと言ったら、子供を置いて外国で遊んできたのか、と嫌味を言われました。  それ以上は聞かれなかったけど、本当にカナダに置いてきていたらどうしたんでしょうねえ?

 

指名手配と同姓同名!

 

ある年に、またカナダからアメリカに帰る時のことでした。  国境の手前には、待ち時間は何分です、という表示が出ています。  待ち時間が短かったので、ピースアーチを選んだのに、その時はあと少しの所でずっと待たされました。  どうしてこんなに待つんだろうねえ、と文句を言いながらやっと家に帰ったんですが、そのあとニュースを見てびっくり!

 

私たちのすぐ前に、カナダから同じようにアメリカに入ろうとした人がいたんですが、その人は確か中国系の人だったと思うけど、なんと指名手配されている人と同姓同名だったんです。  国境警備にはもちろん指名手配のリストだってあるわけで、同姓同名だから犯人かもしれない!と銃を向けてその車を取り囲んだそうなんです。  とんだ大迷惑な話ですよね。  怖かっただろうなあ。  

 

たった一つのパパイヤで車の隅々までサーチされちゃった!

 

カナダからアメリカに入る時には、野菜や果物は持ち込むことが出来ません。  これはカリフォルニアに入るときも同じで、カリフォルニアは果物の農業が盛んなので、オレンジとか果物をよそから持ち込んで、一緒に病気も持って来ないように、州境で果物チェックをされます。  

 

私の友達の家族はカナダから帰って来る時に、車の中にパパイヤを持っていました。  入国管理官の人が、食べ物を持っているかと聞いたので、正直にパパイヤを持っています!と答えたら、パパイヤ没収だけでなくて、車のトランクも座席も荷物の中も、全部隅々までチェックされてしまったそうです。  

 

見つかる前に食べちゃったらよかったのに、これは大失敗でしたね。

 

ライフルをぶらぶらさせたりしたらダメだって!

 

アメリカには狩猟を趣味にしている人が大勢います。  私の夫の知り合いもその一人で、彼はカナダまで行ってムースを捕まえました。  ムースは日本語でいうとヘラジカですね。  大きな角がある鹿の仲間です。  ちゃんと許可をもらってライフルを持ち込んで狩をして、捕まえたムースはカナダにいる間にさばいて持って帰ってきたそうです。  

 

国境では必ず武器は持っているか、と聞かれます。  許可があるから問題はないんだけど、彼の場合質問に答えてその武器を見せた時が問題でした。  係員に勝手に調べてもらえばよかったのに、自分で車から降りて、ほらここにあるよ、とぶらぶら持って来たから大変なことになりました。

 

国境警備の人たちが、武器をおろせ!と騒ぎ出して、何も悪いことをしようとしたわけでないのに、逆に銃を向けられてしまったんです。  アメリカの警察官は、自分の身に危険があったら撃たれる前に撃っちゃうことだってあるんですよ。  夫の知り合いが無事帰って来れて本当によかったです。  

 

September 11の時はカナダにいました

 

2001年の同時テロの事件があった時、私たちはカナダでキャンプをしていました。  9月10日で、もう夏休みも終わって空っぽになったカナダのキャンプ場は、私たち以外に泊まっている人はいませんでした。  朝まだ早く、お金を払ってキャンプ場を出ようとした時に、キャンプ場の人にニュースを教えてもらいました。  

 

この時はカナディアンロッキーに行く予定だったのですが、国境はどうなるのか分かりませんでした。  今慌てて帰ってもどうなっているかわからないし、せっかくだから予定通りに旅をしようと観光してから、4、5日後にアメリカの国境に戻りました。  

 

絶対警備が厳しくて、待ち時間も長くて大変だろうと思っていたのに、この時はすごく空いていて、スイスイあっという間にアメリカに帰って来れました。  ウェルカムバック!なんて歓迎されちゃって、今までにあんなによく待遇されたことはなかったような気がします。  

 

あれから国境も空港も、ずいぶん警備が厳しくなってしまいました。

 

まとめ

 

カナダは綺麗な自然がたくさんあって、車で旅行するのはとても楽しい所です。  私が知っているのは、ほとんど西側のブリティッシュ・コロンビアばかりだけど、何度行っても見所いっぱいで、飽きることはありませんね。  

 

アメリカに帰って来る時は国境でちょっとドキドキしちゃうけど、とてもフレンドリーな係員の人もいて、何か美味しいもの食べた?とか、おしゃべりすることもあります。  犬にビスケットをもらったこともあります。  

 

ただルールには必ず従うこと。  質問にははっきり答えること。  礼儀正しく挨拶すること。  これだけ守ればWelcome to the United States!ですよ!

 

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