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9割が中国人留学生の高校について考えたこと

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*この記事は以前別のブログで書いたものを加筆修正したものです。

 

留学生は救世主?

 

2018年4月25日付のNHKニュースウェブに、日本もとうとうそこまで来たか、と驚かされた記事を見つけました。

 

タイトルは「留学生は救世主?」。

www.nhk.or.jp

  

 

少子化の影響で、私立の学校が生徒不足に悩み、それを解消してくれたのが中国からの留学生だというのです。

 

この記事に出ていたのは、宮崎県えびの市にある日章学園九州国際高等学校という私立の学校で、この学校は全校生徒の9割が中国からの留学生だそうです。

 

入学式の写真がありましたが、入学した生徒183人のうち、167人が中国からの留学生で、日本人の生徒は16人。  体育館の中に生徒が並んで座っているのですが、16人の日本人生徒は端に固まっていて、なんとなく肩身が狭そう。  だって校長先生が中国語で挨拶して、中国の国歌を唄うんだそうですよ。  それでは小さくなってしまうのも頷けます。

 

中国の国内では大学に入るのがとても難しいので、日本の大学に入りたい、という中国人がとても多いそうです。  それに目をつけて中国に姉妹校を持ち、そこで日本語の勉強をした生徒を受け入れ、日本の大学受験準備のための勉強をさせて、中国人生徒たちを日本の大学に送り込むというわけです。

 

そしてもっと驚いたのは、人口減少に悩む自治体が、アジアからの留学生に授業料や住宅費を援助したり、その自治体で買い物をできるようにポイントカードをお小遣いとして渡しているんだそうです。  そういうことをしても、自治体には留学生を迎えることによって利益が上がるそうです。

 

外国の人にそれだけのことをやってあげられるんだったら、都市部に住む学生に住むところやお小遣いを与えて、同じ日本人を連れてくる方がいいのでは?と思うけど、そんなに単純なことではないようです。

 

それに中国から高校に留学生として受け入れても、大学に進学すると地方を離れてしまう学生がほとんどです。  地方の市町村では、一度やってきた外国人に留まってもらって、もっと人口を増やし地域を活性化したいと考えているようです。

 

日本人は地域のためと思っていても、外国人は自分のために日本に来ている

 

日本の人口は、数から見たら決して少ないとは思えません。  ただ人口の分布が都市部に集中していて、地方がどんどん過疎化しているのは問題です。  そして数字の変化が問題なわけで、昔は例えば50だった人口が、戦後どんどん増えて行って100になったとします。  それが少子化で70まで減ってしまった。  50だった頃に比べたら70は大きい数字です。  でも一度増えてしまったものが減っているから困るんですね。

 

人口が100の頃に100に合った暮らし方をしていたものを、そのまま70に当てはめて行こうとするから不都合が生じるわけで、70に合う暮らしをすればいいのに、そうは簡単に出来ないから問題なのです。

 

それで70と100の差を外国人で埋めてしまおうとしている。

 

経済的には30の外国人が差を埋めてくれるかもしれません。  でもその外国人は、自分に利益があるから日本に来ているのであって、人口が減っている自治体を救おうなんて考えて来ているわけではないでしょう。

 

外国人はいろんな職種についている

 

何年か前に日本に帰った時、両親がそれぞれ医療機関にお世話になることがありました。  その時に父のお世話をしてくれたのは、中国人の看護婦さんでした。  母が入院していた病院も、どこかアジアの国から来ている人が働いていました。

 

私が日本にいた20数年前は、外国の人が医療機関で働くなんてことは想像が出来ませんでした。  だから外国人が病院で他の日本人と同じような仕事をしているのを見てとても驚きました。

 

先日ある人から、彼女の知り合いの女の子が日本に留学していて、コンビニでアルバイトをしていると聞きました。  アメリカでは学生ビザで来た人は、アルバイトであっても仕事を持つことは出来ません。  その点日本はかなり規則がゆるいように感じます。  

 

人手不足だからあまり厳しい規則を作らず、外国人の学生でも仕事ができるようにしているのでしょうか。  

 

人気のない職場ならば、外国人でも働いてくれるなら助かるでしょうけど、日本の滞在許可(就労許可)は日本の大学を出ているともらえるらしいから、いずれもっといろんな職種で外国人が仕事を持つようになるでしょう。

 

アメリカにいる中国からの移民の家族で、私が知っている人たちは、みんな勉強も仕事もものすごく積極的です。  一番いい成績を取れ!  一番いい学校に行って、いい仕事に就け!と、親が子供を叱咤激励して、どんどん上を目指すように仕向けています。  日本でも、日本人が自分の国にいながら、いろんな職場で外国人と競争しないといけないようになるかもしれませんね。

 

日本に治療に来る外国人

 

3月30日のNHKおはよう日本では、扶養の目的で日本に来て、安く治療を受けてその後すぐに本国に帰ってしまう中国人男性の記事が出ていました。

www.nhk.or.jp

 

これは日本にいる娘に扶養されるという名目で来日し、心臓病の手術を受け、日本の医療保険を使って安く治療してもらって、その後本国に帰ってしまったという話です。

 

本来外国人が病気の治療の目的で日本に来た場合、医療保険は使えませんが、日本にいる家族がスポンサーになれば、合法的に日本に住むことが出来て、保険にも入れます。  そしてそれを悪用して、病気治療目的で来日し、治療が済んだらすぐに帰ってしまう例が増えているそうです。  そういう人たちに保険を斡旋する業者もいるそうです。  

 

日本にいる外国人がみんなそういう目的で家族を呼び寄せたりしているわけではありませんが、中にはそういう人もいるというのは事実で、もっとその数が増えていけば、日本の医療保険制度を脅かすのは必至です。

 

アメリカではアメリカの市民権を持っていても、外国籍の家族を呼び寄せることはとても時間がかかるし、難しいです。  あるラジオ番組で聞いた話では、中米出身のある女性が、国に残して来た家族をアメリカに呼び寄せるために手続きをしているが、もう20年も待っていると話していました。  

 

日本にいる外国人がそんなに簡単に家族を国から呼び寄せられて、しかも医療保険やその他の援助を受けられるのであれば、いずれ外国人の、しかも高齢者の数はかなり増えていくのではないでしょうか。  

 

高齢化社会で保険料や年金を収める若い働き手の方が少なくなるから、外国人を雇って税収を増やし、保険料や年金も増やして行きたいところなのでしょうが、それに合わせて日本人以外の人にもサービスを提供していかなければならないのだったら、そもそもよそから労働力を持って来る意味がなくなるのではないかなあと思います。  

 

まとめ

 

日本に来た外国人が、みんな日本を愛して、日本風の生活にも馴染み、日本人と外国人の壁をなくして共存していくことが出来たら、それが理想なんでしょうけど、いろんな理由でいろんなバックグラウンドを持つ人たちが国に入って来るとなると、日本の国の姿も徐々に変わっていくのではないかと思います。  

 

大半が中国人の生徒であるあの宮崎の高校では、中国の国歌を入学式に唄うのは、なんだかとっても不思議な気持ちです。

 

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