スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。

ホームレスのための募金じゃなかったの? クラウドファンディングに大いに疑問あり!

 

最近インターネットでよく見かけるのが、GoFundMeという資金集めの広告です。

 

例えば誰かが重い病気で手術を受けないと死んでしまうかもしれないとします。  でもその人にはお金がない。  友達としてはその人を救ってあげたいけど、自分一人ではどうしようもないから、GoFundMeで募金を呼びかけるという方法があります。  募金するのはその病気の人とは全然関係ない人もいるわけです。  募金の主旨に賛同してお金を送るというわけで、100%善意によるものです。

 

病気治療以外にも、大学に行く学費だとか、家の修理費だとか、色んな目的の募金があります。  GoFundMe以外にも、資金集めで募金をお願いすることはアメリカでは珍しいことではなくて、学校や地域の活動とか、個人的なことでも色んな人に声をかけてお金を集める事があります。

 

www3.nhk.or.jp

 

このニュースは、去年の10月にニュージャージーのある女性が、高速道路を運転中にガソリンが切れて途方にくれていたところを、ホームレスの男性がわざわざガソリンスタンドに行ってガソリンを買って来て助けてくれたことに感謝して、恩返しがしたいと思ったことが始まりです。  彼女はそのホームレスの男性の身元を突き止め、彼に住む場所とトラックを買うためのお金をプレゼントしようと思い、$10000を目標に募金をしました。

 

このホームレスの男性の親切に感動して、大勢の人がお金を寄付し、結局目標額を大きく上回る$400000が集まりました。  でもそのお金は一部しかホームレスの男性には届かず、寄付を募った女性が自分の車を買うことなどに使っていたということです。  ホームレスの男性がこの女性を訴えています。  

 

アメリカではお金や物の寄付を求められることは日常茶飯事です。  そして寄付する額も日本円で言ったら何億円という大金から、ほんの$1くらいまで様々です。  スーパーマーケットのレジの横に貯金箱のようなものがあって、小銭を寄付できるようになっているところもあります。  目的は様々で、お金を贈る方も受け取る人と関わりがないことも多いです。

 

アメリカの多数の人がキリスト教徒だから、その教えから奉仕や寄付を奨励するのかもしれませんが、その事自体はとてもいい事だと私は思っています。  それが自発的なものであればです。  そしてきちんとしたことにお金や寄付したものが使われて、必要なところにちゃんと届くと言うのが前提です。

 

私はクラウドファンディングの主旨には概ね賛同しますが、不公平だと思うこともあります。  同じような良いことをしている人がいても、大騒ぎして寄付を募ってくれる人がいなければ、その人には恩返しもないかもしれません。  つまり大きな広告を出す方が売れるのと同じです。  良いものを売っていても、人目につかなければ売れないと言うわけです。  

 

このニュースは大勢の人の善意を悪用した上に、クラウドファンディングに対する不信感を人々に植え付けてしまったひどいケースです。  私も不信感を持った一人で、今後寄付を頼まれた時には、かなり慎重になりそうです。

 

 

 

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