スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。

日本人のエスノセントリズム 自民族中心主義はどこから来るの?

 

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昨日はTwitterで見かけたアメリカの食事が美味しくない、と言うコメントに対するアメリカ食好きの私の考えを書かせていただきました。  

 

今日はそのTweetと同時進行でいくつか見かけた、ある日本人の女性の日本に来る移民に対するコメントについて書こうと思います。  

 

移民をどう思いますか?という街頭インタビューに対して、60代女性が「小さいときから白人は先進国っていう感じがしてたから許せる気持ちはあったけど、アジア系はちょっと嫌だなって思いますね」という回答をしていました。  二枚あった写真にその言葉が書いてありました。  

 

私の初めのリアクションは???  そしてその後笑っちゃったんですけど、何故かというとこういう人案外珍しくないから。  それで「自分もアジア系じゃないですか!」というコメントと、「日本人てほかのアジア人と違う!意識がすごい。」と書きました。  私的には随分大勢の人に反響があって、どちらもRetweetもしていただけたんですが、特に後者の方が数が多かったので、同じように感じる人が多いのだなあと正直驚きました。 

 

どうしてそんな風に感じてしまうのか、ちょっと考えてみました。

 

エスノセントリズム

 

エスノセントリズム(Ethnocentrism)という言葉があります。  Wikipediaに説明が出ていたので、下をご覧ください。

 

エスノセントリズム: ethnocentrism)とは、アメリカ社会進化論ウィリアム・サムナーの造語で、自分の育ってきたエスニック集団(族群)、民族人種の文化を基準として他の文化を否定的に判断したり、低く評価したりする態度や思想のこと。自民族中心主義自文化中心主義とも呼ばれる。

 

上に書いたインタビューを受けていた女性は、まさしく自民族中心主義ですね。  モンゴロイド黄色人種、アジア系という人種の括りよりもひとまわり小さい、国レベルの自民族中心主義なんだと思います。  大きい括りでは自分もアジア人だけど、そんなことは関係なし、日本人は特別なグループで、他の人たちとは一緒にされたくない、と思っている人は結構いますよ。  

 

日本人で日本に住んでいたら、自分の国がいいなあと思うのは当たり前だと思うけど、日本を出て外国に暮らす人たちの中にも、日本は別のアジアとは違う!と思っている人はいます。  

 

アジア人とは?

 

そもそもアジア人という大きなグループが、どこからどこまでのことを言うんでしょう?  日本人がアジア人という場合、なんとなく東南アジアの人を指しているような気がします。  中国、台湾、韓国、朝鮮あたりはそれぞれ国名でいうことが多いのではないでしょうか。  例えばタイやベトナム辺りの人と比べると、日本人は肌の色が薄いし、顔の感じも違うから、同じ民族感覚がないのは当たり前ですよね。  それで中国、韓国辺りだと、なんとなく雰囲気が似てる人も多いし、国自体が近いから、意識の仕方が違うのではないかと思います。  

 

国の経済力の違いや国際社会においての影響力が、日本や中国に比べると他のアジアの国々がそれほど強くないから、それも一線を画する要素になっているのだと思います。  

 

日本の清潔さのスタンダード

 

私は台湾と香港以外アジアの国には行った事がありませんが、どちらもかなり前のことですが観光客が訪れる場所だけ行ったので、それほど驚くような経験はしませんでした。  でも中国やインドでかなりトイレなどで苦労した話も聞いた事があります。  食事をする際のマナーも違うし、最近は日本に旅行にきて温泉などに行くアジア人の観光客が多いようですが、そういう人たちのお風呂や脱衣所の使い方などで、ギョッとしたという話も聞きます。  

 

日本にいると気がつかないかもしれませんが、日本人の衛生面に対する厳しさはかなりのレベルで、外国に住む者からすると行き過ぎているように思う部分もあります。  その清潔さの基準を満たしていない行動は、生活水準が低いと見なされてしまうとすると、結局ほとんどの人が日本より劣っていることになるんじゃないですか。 

 

実は他の国の人も影響してる?

 

私はアメリカでは黙っているとよく中国人に間違われます。  顔がそういう風に見えるのかな?  韓国人に間違われたことはありません。  私が知っているアメリカにいる韓国系の人たちは、みんなおしゃれで洗練されたイメージの人が多くて、女性はお化粧をきちっとしていて綺麗にしています。  私はカジュアルな格好ばかりだし、お化粧もほとんどしないから、まず韓国人とは思われないのかと思いますけど、なぜ中国人かは疑問です。

 

でも日本人と分かると態度が変わるアジア系の人が結構多いから面白いです。  今まで日本人とわかって嫌な態度を取られたことはほとんどありません。  逆に態度が良くなる方が多いです。  

 

アジア人でなくても、白人や黒人の人にも日本人だと言ったら待遇をよくされた事が何度もあります。  一番顕著だったのは、部屋を借りた時です。  はっきりとあなたは日本人だからあなたに貸したい、と言われたこともあります。  きっと今までに会った日本人の人の印象がよかったから、私も同じだろうと思ってくれたんだとお思います。  そうすると、一所懸命真面目に社会に貢献して、一時は敵国民でもあったのにここまでいい待遇をしてもらえるようにしてくれた前人の日系人や日本人の人たちに感謝しないわけにはいきません。  

 

理由はなんであれ、私が経験したアメリカ生活の中では、日本人はとてもよい待遇をされていて、それがアメリカにいる日本人に、私たちは違うのよ、と思わせてしまう原因の一つにもなっているようにも思います。

 

比較はしないで、良いも悪いも私は日本人

 

かく言う私も、アメリカでアジア人と呼ばれることには抵抗があって、私はアジア人でなくて日本人です!なんて心の中で思うこともあります。  でもそれはヨーロッパ系の人たちをヨーロッパ人と呼ぶのと同じようなもので、それぞれが自分はドイツ人だとか、フランス人だとか、誇りを持っていて、一括りにするな!と思うようなものだと思います。  

 

自分の民族に誇りを感じないのはちょっとおかしいし、悲しいことではないですか?  でもそれは他と比べて優劣をつけなくてもいいことであって、それぞれの民族、文化が違って、それが個性なんだから、日本のスタンダードが全て良しで後はだめ!と言う一方的なコメントはやめてほしいですね。  

   

  

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