スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。

大きな災害の時に目に見えない障害のある人の支援について

台風21号のとてつもない威力を目の当たりにしたすぐ後に、また今度は北海道で大きな地震がありました。  自然災害はいつどのようにして起こるか自分たちではコントロールできません。  それだけに本当に恐ろしいです。  亡くなられた方々のご冥福と被害に遭われた方々がはやく元の生活に戻れますようにお祈りしています。

 

災害と聞くと、自分の子供が小さかった頃には、万が一離れ離れになってしまった場合どうしたらいいのか小さい子供の心配をしたものですが、最近は親が高齢者施設に入っていることもあり、高齢者の方々の避難や災害後の生活のことも気になるようになってきました。  

 

実際に自分と関わり合いがない人たちのことというのは、正直言ってあまり頭に浮かんでこないもので、自分勝手であるとは思いますが、同じように考える人は多いと思います。  

 

災害時に健康な人であっても安全にかつ冷静に避難することは簡単なことではありませんが、自分の力だけで自由に動けない人達には、いろいろな支援が必要になります。  平成25年に災害発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿(避難行動要支援者名簿)の作成が義務付けられました。  インターネットで見てみると、市町村で災害時に支援が必要な人をどう助けてあげるかなど、災害時の対策を載せているウェブサイトがいくつもみつかります。  自分が住んでいるまちのウェブサイトで、具体的な支援の方法などを調べておくのは大切だと思います。  

 

横浜市の災害時要援護者支援ガイドはとても分かりやすく、細かく説明されているので、横浜市の住民でなくても参考になると思います。 

 

www.city.yokohama.lg.jp

この支援ガイドがとてもよくできていると思うのは、精神的な障害のある人についても理解があり、対策が書かれていることです。  ストレスに弱く、疲れやすく、対人関係やコミュニケーションが苦手な人もいます  例えば自閉症スペクトラムの障害のある人とか、対人関係が不得意な引きこもりの人とか、見ただけではわからない障害をもっている人もいます。  理解のある家族や知り合いがそばにいれば適切な支援の仕方が分かりますが、普段の生活を知らない人がお手伝いをしようとして、逆に状況を悪化させる場合もあり得ます。 

 

精神的な病気ではありませんが、線維筋痛症という病気もあります。  アメリカのテレビでよく見かけるこの線維筋痛症の薬のコマーシャルがありますが、そのコマーシャルで、この病気は外からではわからないということを強調していました。   全身の疼痛や疲労感など、見た目ではわからない症状が出る病気です。  こういう病気は他にもあるようで、見ただけではわからないから、辛くても電車の中で席を譲ってもらえないとか、苦労することが多いようです。  

 

東京都には赤地に白の十字とハートのヘルプマークというのが、そういう目に見えない障害を持った人のための目印になるものがあります。  妊婦さんがもつマタニティマークと同じような役割です。   

 

www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

www.mhlw.go.jp

ヘルプマークは東京都以外でも実施をしているところがあるようですが、まだまだ数は少ないようです。  

 

これからも自然災害は規模が大きくなることはあっても、少なくなることはあるとは思えません。  それと同時に、目に見えない障害がある人の数も少なくなることはないように思います。  私たちはもっと外側からだけではわからない障害について、知識を広める必要があるし、またそういう障害を持つ人たちへの理解を深める必要もあると思います。  そして各市町村では、ヘルプマークのような取り組みをもっと積極的に行っていくことが重要なのではないでしょうか?

 

 

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