スロスのシンプルダイアリー

シアトルからアメリカ生活なんでも雑記ブログです。

納得!  山形のさくらんぼが高い理由(わけ)

 

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我が家の豊作チェリーは、まだまだ沢山木にぶら下がっています。  

 

木がとても大きくて、高いところにあるチェリーには手が届きません。  2メートルくらいの梯子を使っても、まさか一番上には立てないから、怖々かなり上の方まで登ったけど、やっぱりそれじゃあ届かなくて、4、5メートル級の梯子が必要でした。  そんなに大きい梯子は、もしうちにあっても怖くて登れないから、結局上の方のチェリーは諦めました。  

 

先週は鳥も食べに来ないなあ、勿体無いなあと思っていましたが、チェリーが真っ赤になって、触るとぐにゃっとするほど柔らかくなってきた途端、何十羽という小さい鳥がやってきて、チュンチュク、チュンチュク大騒ぎです。  

 

鳥が食べてくれるのはいいんだけど、問題はその後です。  デッキが妙に汚れているなあと思って見てみたら、鳥が落としたチェリーの果肉と糞でひどいことになっていました。

 

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近くで見るとこんな感じ。  ↓   汚くてごめんなさい。

 

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それにデッキの隙間には種も挟まっていました!

 

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こんな種があちこちに!  もう勘弁してくださいって感じです。

 

ワシントン州は果実の栽培が盛んで、チェリーも沢山とれます。  有名なのはレニアチェリーという種類で(マウントレニアのレニアです)、赤黒い激甘のアメリカのチェリー(ビングチェリー)よりも少し酸味があって、私は日本で(ほんの少しだけ)お相伴にあずかった、山形のさくらんぼに似ている美味しさで、大ファンなんです。

 

レニアチェリーは他のチェリーに比べると、少しお値段が高いけど、それでも山形のさくらんぼ、佐藤錦には敵いませんね。  どうしてあんなに高いんだろう?と考えたんですけど、今年初めて本格的に庭の木からチェリーをとるということをやってみて、これは高いはずだわ、と納得しました。

 

  • 沢山咲く花を放っておくと、大きい実にならない
  • 蕾を摘むのは手作業
  • 雨に濡れないようにする
  • 実を摘むのも手作業
  • 大きさを揃えるのも手作業
  • 箱に綺麗に詰めるのも手作業  

 

沢山咲く花は、全部残すと実が大きくならない

 

さくらんぼの木の花って、ソメイヨシノなんかの桜とは花の咲きかたが違うんですね。  もう枝にびっしり咲くんです。  蕾はいくつも固まっています。  私は花なんか多い方が豪華でいいじゃん、と放っておきましたけど、これがさくらんぼ農家だったら、そんなことはいっていられないんですね。  

 

花が多いと、実が一つ一つが大きく育たないです。  これはチェリーに限らず、リンゴや梨でも同じです。  だから佐藤錦みたいな、大粒で立派なさくらんぼを育てたかったら、蕾のうちにプチプチとって数を減らさないといけないんですね。

 

蕾を摘むのは手作業

 

機械で出来たら簡単でしょうけど、そうはいかないのが大変なところです。  作業をしやすいようにするためにも、実に栄養が行くようにするためにも、木は大きく育ててはいけないんですね。  我が家のチェリーはその点失格です。

 

熟れてきた実は雨に濡れてはいけません

 

雨が降った後、庭に出てチェリーを摘んでいたら、なんだか実が避けているものばかりでした。  そんなに熟れ過ぎているようにも見えないし、どうしてだろうと思っていたら、お隣のおじさんが、熟れ始めたチェリーは、雨に濡れると裂けちゃうんだよ、と教えてくれました。  これはトマトも同じです。  水遣りのときに、上からジャージャー水をかけると、皮が破けてしまうことがあります。  品質改良されてそうでないものもあるようですけど、果実には水はかけないようにした方が良さそうです。

 

うちの木は屋根より高い大きい木だから、そんな木を覆いかぶせられるはずがありません。  だから雨ざらしで、濡れて裂けても文句は言えません。  

 

でもお店で売るさくらんぼは、実が裂けてたら誰も買いませんよね。  だからさくらんぼ農家さんは、雨よけをするそうです。

 

実を摘むのはもちろん手作業

 

チェリーは木を揺すぶったって落ちてくるわけではないし、うまく引っ張らないとヘタが取れて実に穴が開いたりします。  

 

上手に綺麗にとるのは、慣れた人じゃないと難しいですね。  それに実が沢山あるから、上を向いていくつもいくつもとるのは大変です。

 

コピーかと思うくらいおんなじサイズのさくらんぼばっかり!

 

箱に入ったさくらんぼがどれもおんなじ大きさなのは、一つずつ大きさをチェックしているからなんですね。  

 

アメリカではレニアチェリーでもビングチェリーでも、ごそっと袋に入っていて、大きさなんて関係なしです。  口に入れちゃえばおんなじ!  そんな感じです。  日本のさくらんぼは、まるでクローンのようにおんなじ色と形と大きさですごいです!

 

チェリーが桐の箱に入ってるって!

 

アメリカ人の夫に、日本のチェリーは立派な木の箱に綺麗に並んで売られているんだよ、と言ったら笑われました。  彼も口に入れちゃえばおんなじ派ですから。  

 

さくらんぼは柔らかくて傷みやすいから、箱に並べるのだって、丁寧につままないといけませんよね。  それをふっくら、つやつやした方を上に向けて上手に並べるのは、ただただ職人技としか思えません。  お見事!

 

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我が家のチェリーは、雨にさらされ、すっかり顔に傷ある落第チェリーになってしまいました。  やっぱりプロの技と愛情にはかないませんね。  

 

 

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